明治5年（1872年）11月9日、宮中において改暦式が行われ、大勢の役人が参席する中、明治天皇は大臣を従えて賢所便殿に出御し、伊勢神宮を遥拝し暦法改正の由を親告なされました。明治天皇の詔書が発せられると、政府は太政官布告により「来る12月3日を以て明治6年1月1日とし太陽暦を実施する」と公布。長い間、太陰太陽暦で生活していた国民にとって、突然の改暦は大変大きな衝撃でした。しかしその結果、太陽暦を採用する諸外国と足並みを揃えることになり、日本は文明開化の道を歩み始めました。 この史実に基づき昭和63年（1988年）に、全国団扇扇子カレンダー協議会、並びに全国カレンダー出版協同組合連合会によって12月3日は「カレンダーの日」と定められました。