サステナビリティ

当社は創業から120年もの間、パルプ=紙を主原料にした、うちわやカレンダーを製作してきました。
リサイクルが比較的容易な紙は、古くから様々な用途で使われ、その後また再生紙として生まれ変わり利用されてきました。
そして今、サステナブル(持続可能)な社会の実現のため、私たち社員一人ひとりが「くらしを豊かに こころを豊かに」の経営理念のもと、出来ることから社会課題の解決と持続的な成長をお客様と共に⽬指します。
【環境】 Environment
今の⽣活を続けていく上で問題の1つとなるのが、⼆酸化炭素排出による深刻な地球温暖化です。
環境に悪影響を及ぼさない素材を使い、負担の少ない製法でカレンダーを作ることはもちろんですが、⼀番大事なのは「限りある資源」の有効利⽤だと考えます。そのために捨てられない、使われる「価値あるカレンダー」を商品化すること。「もったいない」をなくす、それこそが当社の使命であると考えています。
環境への3つの取り組み
その1.まずは身近に出来ることから
カレンダーを作るにあたり、多くの資源を使います。カレンダーに生まれ変わる資源を大切にするため、さまざまな環境配慮素材や製法をバランスよく組み合わせることが大事だと、私たちは考えます。 ECF(無塩素漂⽩パルプ使⽤)、植林パルプ、植物油インキをはじめ、リサイクルしやすい鉄を使った⾦具製本や分別しやすいリング製本など、⽤途に合わせて適切な素材・製法を採⽤しています。

その2.「もったいない」をなくす
原料やエネルギーの使⽤量を減らし地球資源の消費を抑えることこそ、⼀番のエコロジーであり自然を守ることに繋がると考えます。
実例として当社が行う取り組みには、⽤紙の規格サイズに合わせ製品寸法を決めることで廃棄される紙のムダをなくしたり、紙の使⽤量が比較的少ない2ヶ月や3ヶ月タイプの省資源カレンダーを積極的に企画開発したりすることが挙げられます。そして何より、使われずに廃棄されるムダなカレンダーを作らないことです。喜んで使っていただける「価値あるカレンダー」を、市場の需要に合わせ適切な数量製造することを⼼がけています。

その3.自然を守りたいと思う「こころ」を広める
環境を守るために大切なのは、自然を美しいと思う「こころ」です。 カレンダーに掲載されている美しい風景や動植物の写真、イラストが人々に癒しと感動を与え、それぞれがこの美しい地球環境を守りたい、良くしたいと願い行動に移す手助けになるよう写真選定などに努力をしています。

【社会貢献】 Social
持続可能な社会の実現のため、会社に関わるすべてのモノやヒトはもちろん、周辺地域の皆様へも暦文化を通じて貢献していきたいと考えています。
地域社会や社内への2つの貢献
その1.チャリティ販売による売上寄付
当社(現在は本社のみ)では、地域貢献の⼀環として毎年年末にカレンダーのチャリティ販売を行っており、売上⾦は地域の⼦どもたちを支援する団体に寄付しています。 また協⼒会社様への年末販売も実施し、その売上⾦は文化財の保護修理を行う日本各地の団体などに寄付しています。

その2.社内環境整備
多様な働き⽅を推進していくことで、社員⼀⼈ひとりが安⼼して働ける社内環境を実現します。また、紙を取り扱う会社ならではの取り組みも行なっています。
・コロナ禍収束後においての在宅勤務(ハイブリッドワーク)の継続
・育児や介護のための時短勤務対応
・限りある資源の循環的利用(余ったカレンダーの裏側を社内業務に使用)
