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初夢枕札付き宿泊プラン誕生記念対談

犀北館ホテルの庭園で語る「縁起の魅力」

初夢枕札 犀北館ホテルの庭園で語る演技の魅力


長野市のクラシックホテル犀北館での「初夢枕札付き宿泊プラン」誕生を記念して、ホテルの顔ともいえる庭園を作庭(開業130周年記念事業として2020年9月に竣工)した重森千靑先生と、当社の代表強口邦雄の対談が実現いたしました。作庭家とカレンダー会社経営者がなぜ?と思われると思いますが、「縁起」でつながるそのご縁について対談でお話しさせて頂いています。 初夢枕札詳細はこちら

雨に映える初秋の庭園

数日前からの晴れ予報に反して、当日の朝は 雨 。写真撮影をお願いした小川秀一カメラマンは挨拶もそこそこに到着するなりすぐに撮影準備に。どんな撮影になるかドキドキしながら見守っていると...実は庭園撮影には雨が最適とのことで、この好機を逃さず、雨に濡れた初秋の美しい庭園と光のコントラストを素晴らしい写真に収めてくださいました。

犀北館ホテル庭園 初夢枕札
犀北館ホテル庭園 初夢枕札

犀北館ホテル「桐の間」

撮影のためにお借りしたのは、犀北館ホテルの中で、最も美しく庭園が見えるという「桐の間」。明治38年に掘られた、明治の篆刻家(篆刻=印章作成) 中村蘭台作成の縁起物の欄間、東郷平八郎が揮毫した書、など様々な美術品が。長い歴史の中で、犀北館ホテルに逗留された文化人、芸術家の作品が、ホテルのゲストの様々なシーンに立ち会ってきたのだと改めて感動しました。

犀北館ホテル 初夢枕札
犀北館ホテル 初夢枕札
犀北館ホテル 初夢枕札

対談の様子

初夢枕札は「庭園そのもの」

強口
「カレンダー会社が初夢枕札を作ったきっかけをよく聞かれますが、
カレンダーはもともと、スケジュール管理の道具ではなく、お日柄を見てゲンを担ぐ道具だったんです。それが時代を経て、日付を知り、スケジュールを管理する道具になっていったんです。そんな訳で縁起でつながっているものに興味があって
(中略)
初夢枕札を重森先生にお見せしたら“庭園そのもの”とおっしゃっていただいて、びっくりしました。」

初夢枕札対談
初夢枕札対談

重森
「宝船の竜頭、平安時代の庭園で船遊びをしているような絵柄、亀、鶴は長寿の象徴で、庭園では石を組んで表現します。波は砂紋で描く青海波のよう。」


強口
「この犀北館の庭を見て思ったのは、古来からの庭づくりの背景、意味を踏襲したうえで現代の庭を作っているところがすごい!半世紀以上にわたって庭をテーマにしたカレンダーを制作して歴史的な庭園は見つくしてきたが、クラシックな中に斬新さがあって素晴らしいと思いました。ぜひ多くの方に見て頂きたい。」

対談の詳しい様子は以下の動画よりご覧ください。




重森千靑(しげもりちさを)
1958年東京生まれ。
祖父 重森三玲から続く作庭家の家に誕生。
寺社や公共施設の庭園 設計、国内外の住宅庭など、2021年現在、50庭余りを手がける。三玲から引き継ぐ 枯山水様式に、植栽を取り入れた庭園が特徴。強口によると、今最も注目されている日本庭園の作庭家。