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季節のレストラン

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こよみ博物館

1月のレシピ 「ごぼうの卵とじ」

旬の食材/ごぼう
たっぷり含まれる食物繊維は、腸を適度に刺激し、腸内環境を整えます。また、血中のコレステロール値を低下させたり、血糖の上昇を緩やかにする作用もあります。皮近くに香り成分が多く含まれるので、皮はむかずに包丁の背などで軽くこすって落とします。

   

材料 [4人分] 
ごぼう・・・・・1本
玉ねぎ・・・・・1個
にんじん・・・・1/2本
しめじ・・・・・1房
卵・・・・・・・・4個
三つ葉・・・・・1/2束
酢・・・・・・・・少々
だし汁・・・・・2カップ
砂糖・・・・・・小さじ4
しょうゆ・・・・大さじ3
みりん・・・・・小さじ1

作り方
(1)
ごぼうは皮をこそぎ取って縦に4本切り目を入れ、ささがきにして酢水に放す。玉ねぎは、縦半分に切り薄くスライスし、にんじんはせん切りにする。

(2) しめじは石突きをとって小房に分ける。

(3)鍋にだし汁を温めて砂糖、しょう油、みりんを加え、玉ねぎ、にんじん、水気をきったごぼうを入れて中火で煮る。柔らかくなったらしめじを加え、ひと煮する。

(4)とき卵を回し入れて三つ葉のざく切りを散らし、軽くひと混ぜして火を止める。

2月のレシピ 「ふろふき大根」

旬の食材/大根
根にはビタミンCのほか、ジアスターゼなどの消化酵素が豊富に含まれるため、消化を促進する作用があります。また、殺菌作用のある辛味成分は先の部分に多く含まれます。葉は緑黄色野菜で、カロテンやビタミンC、カルシウム、鉄などが期待できます。

   

材料 [4人分]
大根・・・・・・・1/2本
米・・・・・・・・大さじ2〜3
だし昆布・・・・10cm

【ねりみそ】
みそ・・・・・・・・大さじ5
みりん・・・・・・大さじ2
砂糖・・・・・・・大さじ2
だし汁・・・・・1/2カップ

作り方
(1) 大根は厚さ3cmの輪切りにし、皮を厚くむく。 面取りして、十文字の切れ目を入れる。 

(2) 鍋にタップリの水を入れて、ガーゼで包んだ米をくわえ、大根を入れて火にかける。

(3) 大根を弱火でゆっくり10分ぐらいゆでて、水で洗ってさらし水気をきる。

(4) 鍋にだし昆布と大根を入れ、水をひたひたに入れて火にかけ大根が柔らかくなるまで静かに煮る。

(5) 別の鍋に練りみその材料を入れて練り合わせ、弱火にかけてとろりとなるまでかき混ぜる。

(6) 器に大根の水気を切って盛り、(5)をかける。

3月のレシピ 「菜の花のパスタ〜柚子こしょう味〜」

旬の食材/菜の花
ほろ苦さと特有の香りが春の訪れを感じさせ、料理を鮮やかに彩ります。選び方のポイントは、つぼみがしまっていて、茎の切り口や葉がみずみずしいこと。免疫力を高めるカロテンやコラーゲンの生成を助けるビタミンCが豊富です。また、鉄分やカルシウムなどのミネラルも多く含みます。

   

材料 [2人分]
菜の花・・・・・・1束
豚ひき肉・・・・・・80g
にんにく・・・・・・1片
オリーブオイル・・・大さじ2
柚子こしょう・・・・小さじ1
薄口しょうゆ・・・・小さじ1
スパゲティ・・・・200g
塩・・・・適宜

作り方
(1) 菜の花を塩ゆでし、飾りに使う分を少し除いて細かく刻む。スパゲティをゆでる。

(2) フライパンにオリーブオイルを入れ、みじん切りしたにんにくを加えて弱火で香りが出るまで炒める。

(3) 香りが出てきたら豚ひき肉を加えて炒め、柚子こしょうと薄口しょうゆで味を調える。

(4) 刻んだ菜の花を加えてざっと混ぜ、ゆで上がったスパゲティを入れてあえる。

(5) (4)を皿に盛り、飾りの菜の花をのせる。

※菜の花の代わりにブロッコリーを使ってもおいしいですよ。

4月のレシピ 「しいたけの肉詰め」

旬の食材/しいたけ
低カロリーでミネラルや食物繊維が豊富です。日光によってビタミンDになるエルゴステロールを多く含むので、1~2時間干してから調理すると良いでしょう。ビタミンDはカルシウムの吸収を助ける働きがあります。また、免疫力を高めるβ―グルカンも多く含まれます。

   

材料 [4人分]
鶏ひき肉・・・200g
玉ねぎ・・・・1/4個
青じそ・・・・8枚
溶き卵・・・・1個分
片栗粉・・・・大さじ2
塩・・・・・・・・少々
こしょう・・・・少々
生しいたけ・・12∼16枚
小麦粉・・・・・少々
サラダ油・・・大さじ2

●しょうゆ・・大さじ2
●酒・・・・・・大さじ2
●みりん・・・大さじ2
●砂糖・・・・小さじ2

作り方
(1) 生しいたけはふきんでふき、軸はみじん切りにする。 玉ねぎ、青じそは、みじん切りにする。

(2) ボウルにひき肉としいたけの軸、玉ねぎ、青じそ、溶き卵、片栗粉、塩、こしょうをいれ、手でよく練り合わせる。

(3) しいたけをバットに並べ、かさの内側に茶漉しで小麦粉をふる。 (2)をしいたけの数にあわせて等分し、こんもりと山高に詰める

(4) フライパンに油を熱し、肉の面を下にして(3)を入れて、中火で3∼4分焼く。 焼き色がついたら裏返し、1∼2分焼く。

(5) もう一度返して肉を下にし、●の材料をあわせて加え、強火にしてさっと煮からめて仕上げる。

5月のレシピ 「ジャガイモぶた辛み炒め」

旬の食材/じゃがいも
みずみずしい「新じゃが」のおいしい季節です。選び方のポイントは、丸みがあってしわや傷がなく、重量感があること。芽の周りや皮が緑色の部分は取り除きます。じゃがいものビタミンCは主成分のでんぷんに含まれているため、調理後も失われにくいのが特徴です。カリウムも豊富に含みます。

   

材料 [4人分]
豚バラ肉
(ブロック)・・・・300g
じゃがいも・・・・2~3個
にんじん・・・・・・30g
かつおだし・・・・小さじ2
しょうゆ・・・・・・小さじ1/2
一味唐辛子・・・・適宜

作り方
(1) 豚肉はブロックで買って、それを好みの厚さに切る。

(2) じゃがいも・にんじんを適当な大きさに切り、じゃがいもはよく洗ってでんぷんを取る。

(3) 豚肉をフライパンが熱くならないうちから徐々に炒め、じゃがいも・にんじんを加えて炒める。 (※豚肉から油が出るので油は引かなくてよい)

(4) ある程度火が通ったら、かつおだし・一味唐辛子・しょうゆの順でかけて、さらに軽く炒める。

6月のレシピ 「ピーマンたけのこ」

旬の食材/ピーマン
炒め料理と相性の良いピーマンがおいしい季節です。選び方のポイントは、色つやが良く、ハリがあること。抗酸化作用のあるカロテンやビタミンC、ビタミンEを多く含みます。加熱してもこれらのビタミンが損なわれにくいのが特徴です。油と一緒に調理すると、カロテンの吸収が高まります。

   

材料 [4人分] 
ピーマン・・・・・5個
たけのこ(水煮)・・・・・150g
ごま油・・・・大さじ3
一味・・・・・小さじ2 適宜
白だし・・・・・・・・小さじ1
中華だし・・・・・小さじ1

作り方
(1)
ピーマンの種を取って、せん切りにする。たけのこは形を合わせて切る。

(2) ごま油をフライパンで熱し、ピーマン・たけのこを強火でさっと炒める。

(3) 白だし・中華だし・一味を入れて、さらに軽く炒めて出来上がり。

水煮のたけのこなので、さっとできます。強火で炒めるのがポイントです。恐れずに!

7月のレシピ 「スイカのシャーベット」

旬の食材/スイカ
夏を代表する果物といえばスイカです。選び方のポイントは、きれいな丸みがあり、ずっしりと重みがあること。カットしてあるものは、切り口が滑らかでみずみずしく、種が黒くてふっくらとしていること。利尿作用のあるカリウム、抗酸化作用のあるカロテンやリコピンを豊富に含みます。

   

材料 [4人分] 
スイカ・・・・・正味200g
レモン汁・・・・・大さじ1
グラニュー糖・・・・100g
チョコレート・・・・・適宜

作り方
(1)
スイカは種を除いて、ざっと刻む。ミキサーにかけてピューレ状にする。

(2) 鍋にグラニュー糖と水200ccを入れて火にかけ、沸騰してから1分煮て冷ます。

(3) (2)にレモン汁とピューレ状のスイカを加えて混ぜ、バットに流し入れて、冷凍庫に入れる。

(4) 凍ってほぼ固まったらスプーンなどでかき混ぜる。みぞれ状になったら、再び凍らせる。 凍らせる時間は合わせて4~5時間。

(5) チョコレートを削ってスイカの種風に飾る。

8月のレシピ 「プチプチいちじくのラムケーキ」

旬の食材/いちじく
夏から秋にかけて、いちじくが出回る季節です。特有の甘味とやわらかな食感が特徴です。選び方のポイントは、ふっくらとしてハリがあり、果皮に傷のないこと。消化を促す酸素が豊富なので、食後のデザートにおすすめです。また、カリウムや、食物繊維のペクチンも多く含みます。

   

材料
[18cmパウンド型1台分]
 
無塩バター・・・・・90g
きび砂糖・・・・・75g
卵(M)・・・・2個
薄力粉・・・・90g
ベーキングパウダー・・小さじ1
ラム酒・・・・大さじ2
ドライいちじく・・・・80g
強力粉・・・・・適宜

作り方
(1)
ドライいちじくを小鍋に入れ、水をひたひたに入れて沸騰させる。沸騰したら弱火にして、水気がなくなるまで煮る。

(2) 水気がなくなったら火を止め、ラム酒(大さじ1)をかけて、10分以上置いてから、小さく刻む。

(3) 無塩バターと卵を室温に戻す。

(4) 薄力粉とベーキングパウダーを合わせて2回ふるう。

(5) ハンドミキサーで無塩バターを柔らかく練り、きび砂糖を加えてさらに練る。溶き卵を2~3回に分けて加えて混ぜる。

(6) 合わせた粉を加えて、ゴムベラで練らないように混ぜ、残りのラム酒と強力粉をまぶしたドライいちじくを加えて混ぜる。

(7) 敷紙をしいた型に入れ、180度のオーブンで30~40分焼く。

9月のレシピ 「サーモンの親子ロール」

旬の食材/鮭
「秋味」とも呼ばれる秋鮭の季節です。切り身の選び方のポイントは、色が鮮やかで光沢と透明感のあること。色の成分はカロテノイド系色素のアスタキサンチンで、強い抗酸化力があります。活性酸素を除去し、老化や動脈硬化の予防が期待できます。皮にはビタミンB2やコラーゲンが豊富です。

   

材料 [4人分] 
米・・・・・2合
スモークサーモン・・・・・80g
きゅうり・・・・1本
のり・・・・2枚
いくら・・・・少々
白ワインビネガー・・・・大さじ2
塩・・・・小さじ1/3

作り方
(1)
米を硬めに炊き、熱いうちに白ワインビネガーと塩を加えて混ぜる。

(2) きゅうりを半分に割り、スプーンで種を削り取る(※水分が多いので捨てる)。残りをみじん切りにし、塩(分量外)でもみ、少し置いてから水気を絞る。

(3) ご飯にきゅうりを混ぜる。

(4) のりにご飯を薄く広げ、その上にスモークサーモンを広げて乗せる。さらにご飯を薄く乗せる。

(5) ご飯の上にラップをかけ、ひっくり返し、のりを一番上にする。

(6) ラップを持ち上げながら、ラップを巻き込まないように巻く。巻き終わったらラップをキャンディーの包み紙のように両端をひねり、ご飯を締める。

(7) 包丁をぬらしながらラップごと切る。仕上げにいくらを散らす。

白ワインビネガーがなけれがレモン汁で代用もできます。

10月のレシピ 「さばしそフライ」

旬の食材/さば
秋から冬にかけて適度に脂がのり、グルタミン酸やイノシン酸などの旨味成分もアップします。また、不飽和脂肪酸のDHA(ドコサヘキサ塩酸)、EPA(エイコサペンタエン酸) も豊富に含みます。DHAは脳の働きを活発にし、EPAは血液の流れをスムーズにする働きがあります。

   

材料 [4人分] 
さば・・・・・半身2枚
しそ・・・・・6枚
パン粉・・・・適宜
卵・・・・1個
小麦粉・・・・適宜
サラダ油・・・・適宜
塩こしょう・・・・適宜

作り方
(1)
さば半身を3等分にし、塩こしょうを振る。

(2) しその茎を取ってさばを包み、小麦粉・卵・パン粉の順で衣を付ける。

(3) (2)をサラダ油で揚げる。

11月のレシピ 「柿と大根とハムのサラダ」

旬の食材/
カロテンとビタミンCが豊富で、身体の抵抗力を高めるので、風邪の予防が期待できます。また、アルコールを分解する成分と利尿作用のあるカリウムも含むため、二日酔いの回復を助けるといわれています。干し柿は、カロテンや食物繊維がより豊富です。

   

材料 [4人分] 
柿・・・・・1個
大根・・・・・真ん中部分1/3本
ロースハム・・・・1パック
塩・・・・小さじ1

〈フレンチドレッシング〉
酢・・・・大さじ4
サラダ油・・・・大さじ6
塩・こしょう・・・・少々
サラダ菜・・・・適宜

作り方
(1)
大根は皮をむき、2mmくらいのいちょう切りにして、塩をまぶしておく。

(2) 柿は皮をむき、縦に8つに割ってから種を取り、いちょう切りにする。 ハムは短冊に切っておく。

(3) 大根の塩を水で洗い、軽く絞って(2)と合わせておく。

(4) フレンチドレッシングの材料をよく混ぜ、(3)をあえる。

(5) 器にサラダ菜を敷き、盛りつける。

12月のレシピ 「かぶのスープ」

旬の食材/かぶ
根は淡色野菜で、消化酵素を含むので、生食では消化を促す作用があります。葉は緑黄色野菜で、カロテンやビタミンC、カルシウム、鉄なども多く含みます。カルシウムは、骨や歯を形成するほか、神経の興奮を抑える働きをします。栄養豊富な葉も、ぜひ利用しましょう。

   

材料 [4人分] 
かぶ(葉も)・・・・・300g
玉ねぎ・・・・・1/2個
バター・・・・大さじ1
ご飯・・・・30g
固形スープの素 ・・・・2個
牛乳・・・・2/3カップ
塩・・・・少々
こしょう・・・・少々
生 クリーム・・・・1/2カップ
水・・・・5カップ

作り方
(1)
かぶと玉ねぎは、それぞれに皮をむいて薄切りにする。 かぶの葉は1cm程度の小口切りにする。

(2) 厚手の鍋にバターを溶かして、玉ねぎを色づかないように弱火で炒めて、しんなりしたらかぶを加えてふたをして、4∼5分蒸らす。

(3) ご飯とかぶの葉とスープの素と水を加えて、弱火で煮る。

(4) (3)に牛乳を加えてミキサーにかけ、裏ごしをして鍋に戻し、火にかけて塩、こしょうで調味する。生クリームを加えて仕上げる。

食材説明の監修:米田裕香利(管理栄養士)