トーダンカレンダーの歴史
こよみのギャラリー
トーダンカレンダーの歴史
現在ではカレンダーの専門メーカーとして広く認知されていますが、1903年の創業時は団扇(うちわ)と扇子(せんす)を主力としていました。
独自のデザインと高品質な商品を開発するため社内に企画部門を設け、独創性あふれるカレンダーを次々と世に発表し、今日に至ります。
このギャラリーでは、1960年代以降に当社が出版し、時代を彩ったカレンダーの一部を紹介します。出版から50年以上たった今もなお続くロングセラーもあります。
1960年代

-1961年 The Alps
アルプスの山々の風景カレンダー
ヨーロッパの写真家が大判カメラで撮影したスイスの大自然はとても美しく、今で言う4Kや8Kのようなクオリティでした
高品質カレンダーの先駆けで、このヒットで当社がカレンダー・メーカーとしての地位を確固たるものに
※掲載画像は1962年版
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-1962年 玉堂集
日本画家である川合玉堂の作品集カレンダー
当時の専務、強口雄三が作風に惹かれ出版

-1964年 アンリ・マティス集
先進的なアート作品集カレンダー
当アンリ・マティスの作品をカレンダーにすることは、当時としてはかなり前衛的で、業界では最先端の企画でした

-1967年 山水
日本画カレンダー
普及品の山水画でしたが、ヒット商品として売上に貢献
1970年代

-1970年 詩郷
先進的な日本風景のカレンダー
観光写真を掲載するのが一般的だった時代に、印象的な叙情ある自然風景で出版
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-1972年 花ごよみ
花の水彩画とメモが書き込めるスペースのある実用的なデザインが、当時多くの支持を集め大ヒット
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-1973年 母の詩 サトウハチロー詩集
ブランド作品集カレンダーの先駆け
有名詩人サトウハチローの詩と、水野千齢の母と子のむつまじい水彩画がマッチし当社の代表作となりました

-1974年 よしながぶんじ
水彩画のカレンダー
無名ではありましたが、水彩画家よしながぶんじ氏のほのぼのとした作風が、その当時多くの人に支持されました

-1976年 山水文字
当時の定番ともいえる山水画をテーマに、メモスペースを配した実用的なカレンダーとして出版し、大ヒット
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-1977年 日本の美
当時の業界で最高級品だったフイルム・カレンダー
カレンダー部分にはオフセット印刷、絵柄部分にはグラビア印刷を使った高級カレンダーで、その中でも1ヶ月表示(月めくり)の13枚もの
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-1978年 ビジネス文字
五段組カレンダーと予定表カレンダーを組み合わせたユニークな実用商品
出版当初はなかなか売れず、5年以上の歳月をかけてデザインを改良し、ヒット商品に成長
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-1978年 坪庭
小さな庭のカレンダー
広々とした庭園を掲載したカレンダーしかない時代に、住宅の一角に造られた小さな庭の芸術性にフォーカスした斬新なカレンダー
先進的な企画商品で、その後の庭系カレンダーに大きな影響を与えました
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-1979年 富獄三十六景
葛飾北斎の作品集カレンダー
日本の伝統美術である版画を美しい印刷で再現

-1979年 ワールドレーシングカー
当時の車カレンダーと言えばクラッシックカ-が一般的で、レースを走る車のカレンダーは画期的でした
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1980年代

-1983年 開運カレンダー
暦本である高島暦と文字月表(数字だけのカレンダー)を合体した運勢系カレンダー
日々の行動指針としてカレンダーを見ながら予定を決める、書き込むことが出来ることから暦愛好者に絶大な支持をいただき、空前の大ヒット&ロングセラーとなり、定番品にもなりました
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-1984年 近代名画
印象派画家の作品を毎月堪能したいという愛好家に熱く支持されたカレンダー
紙や印刷の質にこだわった逸品で、当時としては最高級ランクの商品
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-1984年 ワールド・スーパー・バイク
大型バイクのカレンダー
当時のバイクブームに乗り、輸入大型車を借り自社で撮影
撮影場所探しから許可どりまで、苦労して作り上げた商品

-1984年 四季のクリーニング
当時クリーニング業界からの名入れ注文が多かったことから、その業界に特化した専用カレンダーを出版

-1985年 トーハン・DX 流麗・創作博多人形
高級品であるフイルムカレンダーを好まれるお客様は、新企画を楽しみに待つ傾向にあり、博多人形は初年度から大ヒットし話題となりました

-1985年 くらしのメモカレンダー
カレンダーの上部にワンポイントでイラストを配し、広い余白をメモスペースとして活用出来るカレンダー
当時は「あっさりしすぎ」との評価だったが、毎年改善を重ね、いつしか定番品となりました
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-1985年 ビューティカレンダー
美容院向けカレンダー
業界向けカレンダー・シリーズとして企画したが、残念ながら1年で中止に

-1986年 トーハン・DX 現代一流住宅
フイルムへ印刷した住宅カレンダーの高級版
日本はバブル経済真っ盛りで、高級住宅や贅沢な装飾インテリアが大人気
ブームにあやかり企画され、その後数十年にわたり出版されました

-1986年 スーパーライダーズ
バイクレースのカレンダー
社長、強口邦雄が自身の趣味であったバイクをカレンダーとして企画
世界のトップライダーとの版権契約による迫力あるレースシーンのカレンダーは、当時のブームもあり大ヒット

-1986年 ハローグッディ
キャラクターを自社開発し、子供をターゲットとしたカレンダーを企画
蛍光色をふんだんに使ったカレンダーは、当時の名入れカレンダー業界としては斬新で、話題となりました

-1986年 花の中の童児たち
「お地蔵様のカレンダーはどうか?」というカメラマンからの提案で、癒し系カレンダーとして出版
東山周珠子さんの詩を掲載
テーマがあまりにも特殊だったためか1年で中止に

-1986年 肉筆 花鳥画
原画を使った花鳥画カレンダー
本物にこだわり、肉筆(原画)の花鳥画をたくさん手に入れられないかと香港の華僑へ行き画家集団と契約
カレンダーは当時の価格で1部2万円、限定3,000部で出版したが、ほぼ完売するほどの人気でした

-1987年 トーハン・DX TVアニメ
名入れ業界初、テレビ・アニメのカレンダー
当時の子供たちに人気だったアニメの原画を借り、蛍光色をふんだんに使い明るくポップに表現し、ヒット商品となりました

-1987年 コスモス
宇宙のイラストカレンダー
NHKの宇宙画やプラネタリウムの原画を作図していた作家・沼澤茂美さんの作品は、未来志向の企業や宇宙・光学関連の企業様から高い評価を得ました

-1987年 アクアマリン
南の島を中心とした水中写真カレンダー
水中写真の第一人者、中村征夫さんの作品を使用
ダイビングを趣味とした社長、強口邦雄の発案で、当時ブームであったダイビング業界向けとして企画

-1988年 トーハン・DX クルーザー
ヨットクルーザーのカレンダー
マリン業界向けの企画として生まれたフイルムを使った高級品
さわやかなマリンのイメージは、多くの企業様に支持されました

-1988年 グラフィック・カー
車のイラストカレンダー
エアーブラシによるイラストが大人気だった当時、小玉英章さんが描く美しい車の作品をカレンダーに

-1988年 プレイボーイ・ロゴ
米国Playboy社のライセンスを借り、トレードマークであるラビットヘッドをモチーフに高級カレンダーとして出版
世界的に有名なブランドとの提携を機に、海外版権を使った商品が次々と展開されることとなりました

-1989年 トーハン・DX 世界のゴルフ場
業界として初めてゴルフ場カレンダーを出版
米国を拠点に活動するゴルフ場撮影専門のカメラマンHenebry兄妹による4×5の大判フィルムの写真は、迫力と美しさが評判でした

-1989年 スーパージャンボA全文字
B2の大判文字カレンダーが業界に定着してきた時代、更に大きなA全判サイズの文字カレンダーを出版
圧倒的な迫力と見やすさで多くのファンを獲得
※掲載画像は1990年版
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-1989年 モオム アサノ(ドリーム・デイズ)
ファブリック・デザイン・アーティストのモオム・アサノさんの作品集カレンダー
デザイン画だけでなく、カレンダー全体のデザインもご本人が担当したが、前衛的で当時は受け入れられず中止に
1990年代

-1992年 オートコレクション
ドイツの写真家が8x10の超大型のカメラで撮影したスポーツカーのカレンダー
息を呑むほどの美しい写真は、紙カレンダーの価格帯の常識を打ち破り「良いものは高くても売れる」と言う市場を作りだし、ヒットしました
写真家は変更も、今も続くロングセラー>>

-1994年 ミッシェル・ドラクロワ
フランス人画家のアートカレンダー
当時日本では無名だったドラクロワの作品は、丹念に描き込まれたディテールと落ち着きある作風が、日本人の私たちにも通じるところがあり大ヒットとなりました
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-1995年 江戸千代紙(いせ辰)
江戸千代紙の図柄を背景とした実用的なカレンダー
名入れ(社名を入れる)スペースをデザインの中に取り込んだ画期的なアイデアは、賛否両論ありましたが、「名入れカレンダーらしくなさ」が評価され大ヒットとなり、業界に新しいデザインスタイルをもたらしました
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-1997年 3ヶ月文字月表(ワールド・ホリデー)
ミシン目入りで切り取ることが出来て、常に3ヶ月が一覧で見られるという、業界初の数字のカレンダー
長期計画を立てるうえで便利なカレンダーとして大ヒット
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-1999年 金運カレンダー(大吉招福ごよみ)
現在のトーダンの代名詞でもあるカレンダー
「年末に贈る縁起の良いギフト」をコンセプトに業界初の試みで出版
特抄きの黄色い用紙に各ページ金箔が押され、販売価格が高いことから前評判は芳しくありませんでしたが、「金運アップ」というテーマが受け入れられ大ヒットしました
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2000年代(制作中)

-2002年 グッドルック文字
業界初のUD(ユニバーサルデザイン)のカレンダーで、日付や西暦などカレンダー機能の見易さを極めたカレンダーとして業界で初めて出版
高齢者や視力が低下した方からの評価が高く、UDカレンダーと言う市場を新たに開拓しました
2010年代以降(制作中)

-2012年 新・3ヶ月文字月表 -上から順タイプ-
1997年版として誕生した3ヶ月カレンダーの進化版
1・2・3と上から順に3ヶ月が並び、ミシン目が入るデザインは長期計画を立てるのに自然な目線で日付を追うことができ、さらに実用性がアップさせ、3ヶ月カレンダー市場に新たな風を吹かせました
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