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こよみの基礎知識 暦のしくみ

暦のしくみ

暦の種類やそのしくみについてお話しします。

太陽暦

地球が太陽の周囲を一回りする時間を1年とする暦です。
太陽の黄道上の運行、つまり季節の周期をもとにつくられた暦法で、月の満ち欠けは考慮しません。昔は「太陽が地球のまわりを回っている」と考えられていましたが、実際には地球が太陽のまわりを回っています。
この周期を一太陽年、あるいは一回帰年といい、一周期にかかる時間は、365.2422日(365日5時間48分46秒)と計算されています。
太陽暦はこの一太陽年をもとにした暦で、1年を365日とすると、毎年約4分の1日(0.2422日)ずつ暦の方が先に進んでずれてしまいます。そこで4年に1日の閏日(うるうび)をもうけて調整しています。
太陽暦には様々な種類があり、現在世界共通の暦であるグレゴリオ暦のほか、ユリウス暦、エジプト暦、マヤ暦などがあります。

太陰暦

月の運行、つまり月の満ち欠けの周期である「朔望(さくぼう)」を基準にした暦で、「太陰」とは月のことです。
月が地球の回りを一周する時間は、季節によって多少の違いはありますが、平均すると29.530589日(29日12時間44分3秒)です。
そこで、ひと月が29日の月(小の月)と30日の月(大の月)を組み合わせて暦を作ります。太陰暦の1年(12朔望月)は354.367日です。人類が文明を築いた頃は、おもに太陰暦が使われていたと考えられていおり、今でも「イスラム暦」ではこの暦法を使っています。

太陰太陽暦

太陰暦に、季節の変化など太陽暦の要素を取り入れてつくられた暦です。通常、旧暦や陰暦と呼ばれているものは、この太陰太陽暦のことを指します。
太陰暦の1年は354.367日で、354日と約3分の1日(0.367日)しかないため、太陽暦の1年(約365日)、つまり実際の季節の移り変わりとの間に、毎年約11日のズレが生じます。そのままでは、2年目には22日、3年目には35日…と、太陰暦の日付の方が先に進んでしまいます。
暦を見ても本当の季節が分からないということにならないよう、両者のズレが1ヶ月位になったときに、29日か30日の閏月(うるうづき)を置いて調整します。太陰太陽暦では、約33ヶ月ごとに閏月がもうけられます。

 
 
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